なにも浮かばなすぎてこわい(阿ト理恵さんとズー連詩作)/ズー
 
夢に栞をはさむ、また明日、その続きを見れるよう。わくわくの雲に乗って届く、はっぴいでごめん、サクマドロップを水溜まりに溶かしたから、もうすぐ、虹が、 とどく、ってきみに糸でんわしたら、まるって、声だして、きみは頭の上でわをつくるけど、そもそも、ドーナッツの話だったんだよ、ねっ

ねっ、なっ、なにも浮かばない日は、できるだけドーナッツをください、また七月になって、ひらがなで言える、ここからしちがつ、ぼくのてにまろやかにいとをたらして、かいばつてきにくだりつづけた、そうげんでくもやあめをふくんだくぼみからふきながれるかぜにからだからたおれるたびに、どーなっつ!さけべば、どのおともてをふって、くさむらにはなをこすりつけたなつにねころんだまま、いえにかえろうとおもう、すると、かんのんびらきがかんのんして、きみはふすまにかざあなをあけげんかんをやぶりそうげんまでころがりこんできて、なつにぷちあたり、ぼくのてににぎりしめっていったものは、ねっ、どーなっつ、あたたかいからあしをのばす、


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