「オバマ・グーグル」山田亮太/モリマサ公
 
マ・グーグルはけして熱量はおびていないのに饒舌な友人的スタンスで
完全で不完全で風通りの良い抜け感がおびただしく設置されている
わたしでもなくかれでもない我々(集団)という気配になげかけられた怒濤のコトバ群は
スピードを持って
これは「みんなの宮下公園」にもあてはまるかな
宮下公園を想像しなくても歩き回った記憶があればなお面白い
スピード、大好きなコトバ
まるで人形つかいに息をふきこまれ正しく踊りだす人形が加速してく的な
それは我々に欲されて生まれてきた人形である
詩そのものの向こうがわにあるものすなわちよまれる者としての我々
その間にある
その断面は地上に存在するグーグルで
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