予備校時代の友人と/番田
カーブを曲がっているのが不気味に見えた。
夜闇の中を部屋に戻ると、そして、私たちはもう一度寝た。しかし狭いエコノミーに12時間となると、体にこたえたようだった。ロンドンまではヴァージンで来たが、なかなか素敵なデザインの靴下などが席に用意されていた。しかし、ホテルはそこまで大きくはない作りだったが、なかなか素敵な中世を思わせる大理石の街並みの中にあり、威圧的なカウンターの女性といい、テンションがマックスまで上がった。部屋の内装は鋭角的な作りで、逆に近未来的だった。そうして眠った次の日の朝、私たちは目覚め、また、ホテルの朝食を食べた。私には少ししょっぱくて固く、酒のつまみを思い出させたが、それは、彼の舌にはあったらしく、うまそうに食っていた。私たちは駅前のガラスに白っぽい感じのする喫茶店でコーヒーを飲み、そして、トラファルガー広場まで地下鉄で行ったりした。
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