ホーキング博士の虚数時間の世界/st
では、球が坂を自然に上がる運動になるという具合です。
これって、何かににていますね。そう、あまのじゃくの人間の
行動ですね。去れといえば、近づいてきて、来いといえば、離れ
ていく。人間の心理のなかには、虚数時間の世界があるようです。
いうことを聞かないワンちゃんも、虚数時間の世界で、リードを
ひっぱると逃げようとします。かぞえるときりが無いほどで、
ホーキング博士の虚数時間は、意外と身近に感じられる、難解と
は思えない物理の仮説です。
この虚数時間がながれる量子空間を、宇宙の卵の小さな"ゆらぎ"が、
現実の世界へ飛び出すために、障壁となっている真空エネルギーの
山を、前述の球が坂を自然に上がる運動のように登り、その頂上で
しみ出て実時間宇宙に転移したとしています。
この仮説はもう1つの仮説の、ビレンキンが無からのトンネル
効果によって出現したという事に比べ、無という条件が必要なく、よ
り自然なものとなっています。
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