疾走する夏/星丘涙
 
朽ちてゆく 土の器なのに・・・・もう秋風が吹き始めているのに
汗が流れ落ちてきて 止まることを知らない

スローに ソフトに 歩むことは 当たり前なのに
この国は 何か大切な・・・ いや私達人間は便利さや 快楽を貪ることにより
この星の命を縮めようとしている 愚かさのゆえに 人間であるがゆえに

私も 諦めきれない野望を 星屑の彼方に 放り投げたはずなのに
魂が この燃えたぎる血が許そうとしない

破滅の方程式を解けば 星になることは 誰もが解るはずだ・・・・
ワガママを貫き通せば 逝き急いで 独りよがりのカリスマの餌食になるだけだ
 
ベジタリアンで行けばいいのだけれど
[次のページ]
戻る   Point(3)