疾走する夏/星丘涙
朽ちてゆく 土の器なのに・・・・もう秋風が吹き始めているのに
汗が流れ落ちてきて 止まることを知らない
スローに ソフトに 歩むことは 当たり前なのに
この国は 何か大切な・・・ いや私達人間は便利さや 快楽を貪ることにより
この星の命を縮めようとしている 愚かさのゆえに 人間であるがゆえに
私も 諦めきれない野望を 星屑の彼方に 放り投げたはずなのに
魂が この燃えたぎる血が許そうとしない
破滅の方程式を解けば 星になることは 誰もが解るはずだ・・・・
ワガママを貫き通せば 逝き急いで 独りよがりのカリスマの餌食になるだけだ
ベジタリアンで行けばいいのだけれど
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