アニバーサリー/レタス
 
鬩ぎあう
調べと琥珀の液体に酔いながら
明日を占い
夜の帳に沈んでゆく

漆黒の陰から
死神が頬笑んでいるのを直感した

それでも
恐ろしさは微塵もなくて
親近さを感じ
彼と酒でも酌み交わし
明日をも知れない未来を語りたかった

彼はそれを嫌い
闇の中に消えて往った

地獄の門は閉じらてしまった
こうなってしまったのなら
自堕落でも生きるしかないのだ

そうだった
今日は新しい友を得た記念日
明日を射止める彼のロンギヌスの鋼は強靭で
負けというものを知らない
彼はロッカー
ぼくはバロッカー
真逆のようだが
静と動の違いだけなんだ

素敵な彼はまだまだ行ける
光年の彼方までも




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