賑わいと過ごす/xx陽向
 
蝉の死骸を土が埋め
月が照らすは踏んだ人
煙草の脂が前歯に溜まる
箸の持つ手に指輪かな

夢が咲く それに耐えられず
枯れるのを待つ
一日の中に春夏秋冬
暑さ寒さに耐えられず

夜の営みへの願望が
頭の中を駆け巡る

この国の男はペニスが小さい
性行為に飽きてしまった自分の為に
小さなペニスで快感を得るテクニックを得た

太陽と月が入れ替わる頃
私の胸に陰気かな
呆れ顏の儚い夢
鼻高々と乱雑な思考
今日も同じ賑わいと過ごす
戻る   Point(0)