ぐるぐるメリー/
物川祐治
いつも星にゆめみがち
あてた牙の先に灰色の
私
NaClだったの
MgClだったの
窓ガラスに横たわり夜を横目に
「星空と眠る」
アルカイックな追悼
睡眠が上手に出来なくて
常に固執した眠気がざらついている
おなかの底が眠いんだ
何百匹の羊
の
渦巻いた毛の中に
シュルレアリスムめいたゆめをみている
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