鮮やかな汽車/縷々流 縷々
【鮮やかな汽車】
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一生懸命生きていたって
だれも気にしないのよ
わたし何処へ飛んで行っても
あなた関心がないのよ
綿毛ひとつ舞って
それとおんなじ命なの
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変われないのさ
何処を知っても 誰を知っても
わたしはわたし
何処で咲いても 西洋たんぽぽ
檸檬のタブレット
口に放り込んで
甘ったるい春を感じた
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背伸びしすぎて筋肉痛
心をほぐすように歯車を回す
ピントが合う前に
シャッターを切ろう
わたしをぼかして
わたしを知る前に
いつか帰りますと
絵はがきにして送るの
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あなたの舌が口内炎をえぐって
それがとっても痛かったから
わたしこうして汽車に乗ったの
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