5月/鷲田
 
日照時間が多くなる季節
日の光と共に気持ちも前向きになる

太陽は人間の心によく似ている
昼間には輝き、夜には陰る
それは森羅万象の自然の生態を形成する
太陽が一日中輝いていては休む暇が無い
太陽が一日中陰っていては活動することが出来ない
山や川、海の美しさや険しさも
太陽の光と共にある

私達も陰る時がある
谷底で明日が見えない程の暗闇に支配されることがある
ただし、照らない太陽が無いように
その季節も何時しか時と共に明るさを取り戻していく

暗闇の時には
暗闇の季節には
ジッと耐える忍耐が必要である
何時かはその暗闇が無くなることを祈りながら
明日の糧となる礎を築くことが大事である

山にも谷にも存在意義がある
人生にも調子がいい時もあれば悪い時もある
それらが重なり自然の風景を形成している
浮き沈みとは必然な理である

この先、どのような山があり
どのような谷があるかは分からない
しかし、それがどのような道なりであろうとも
しっかりとその道なりを歩いて行きたいものである
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