無をゆく舟   /課題投稿/ハァモニィベル
 
自身の森(の)

何故か)その陰(で

洞穴の奥へ とーおく へと
原因にへと (向かって)


 罅び割れた底(を)


編み出し発明した幸福(が)
落下する岩の如く
日々、傷つけていく


その 互いの上(を)


真っ暗な夜の乳房へと転がりながら
無量の太陽が課金する朝に(へ)と














《 2016年四月十五日, プチきかく参加投稿作品》
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