〈サンライズジャーニー〉GLIM SPANKY - SUNRISE JOURNEYより/平瀬たかのり
な笑いを浮かべていたのだけれど
まさか出会った君たち
ドスの効いた歌声とブルージーなギター
過剰ならりるれろの巻き舌こそ
きっと世界への宣戦布告なのだろう
もしかしたらぼくがこれまで聴いてきたミュージックは
君たちに出会うために在ったのか
だからぼくはもう流行り歌に腹を立てない
何だったら口ずさんでやってもいいくらいだ
若い君たちの旅は今始まったばかりだ
日ごと大きくなる喝采と共に
その旅は続いていくのだろう
おんぼろバスはいつかキャディラックにかわるだろう
だけどぼくの旅はもう始まらない――
なんて誰が言った
いや、ぼく自身が言
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