はなして/あおば
160123
ラジオは浄瑠璃の義太夫節を鳴らしている
声は無いから三味線だけだ
第一放送は「今日の短歌」読者投稿に選者が好意的な評をつけ、相づちを打つコンビを組む女子アナの媚びるような声
歌の背景に興味があると投稿者に電話をして対話をする
ほのぼのとした時間はあっという間に過ぎ
昼の天気予報の時刻となり、明朝は雪が積もるかもしれない
一方的に告げる声にも僅かだが聴取者への心遣いが感じられる
気象庁のお役人や、気象予報士の権威的な物言いとは少し違うなと
専門知識を伝える技術にも、プロとアマとの違いを感じる
もうじきニュースに変わるが、何が話
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