硬化現象/ポンテク
自分はどこ?
ここにいるの?
あそこにいるのか?
さまよい続ける心
自分の心をあけてみることができたなら
きっとそこで「誰だこれは」と言うんだろう
決してそこには自分の知ってる自分はいないのだから
これから先も決して分かることのない真実
自分自身と言う虚像の殻に閉じこもる
それでも誰かは言うだろう、真実を
決して受け入れられるものではない
そして、否定し続ける事によってまた殻が硬くなる
どんどんどんどん硬くなる
まだ
殻が薄いうちに真実と呼ばれるカナヅチで
自らの頭を打ち続ける
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