遠い一日/たけし
 
残響ヒビキの渦中
透過されていく意識、白く

朝から潰れ閉じたままだった瞼
開いた夜半、差し込む光

大小無数の半透明な橙光球となり
白い意識のスクリーンに浮き沈む

遠い異郷の優しい雨音のように
木霊する澄んだ旋律、奏で奏で
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