小さな神様/
陽向?
石ころ蹴って草をちぎりながら歩き
空を見上げながら喉を鳴らす
道を歩いている時
可愛らしい女性とすれ違うほど
苦痛なものはない
挨拶をするのも変
だが目線の置き場に困る
日差しで悲しくなる時がある
このまばゆい輝き
自分の中の最も美しい姿な気がする
川に白い服を着て座っている女性と
亀の置物が僕の脳裏にこびりついている
なぜか幼い日の景色の中で
夕焼けの中
とても怒られた日の帰り道
石ころを蹴り草をちぎっていた
この小さな神様に身を任せて
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