わたしたちは宇宙の地平線となってしまう/モリマサ公
 
ホームスィートホームからホームへ
テレビの中でニュースをアナウンサーがにっこりともすんともつかぬ顔でつぶやいてる 
オリジナルじゃなくても存在するたましいのやさしいオーラ
もうなにか巨大なものと戦う必要はなかったはず
でも小学校の校庭で1人喘息で走れなくて
走れるやつはばかみたいだからあんまりみないようにした
中学も高校も全然いかなかったし重力がすごすぎて空気がもっちりしていて全部大嫌いだった
あんなとこで呼吸できる元気もうないな
いつか駄目になる現実をそうじゃない方を選ぼうとまわりを真剣にみているけど
スピードが速すぎて動体視力ついてかないし
わたしなんかいなくても学校は正し
[次のページ]
戻る   Point(5)