(ゐ)のひと/たま
パソコンがなかったら仕事ができない。
年金詩人のわたしは今日もパソコンと睨めっこしている。正確にはマイクロソフトワードがなかったらということになる。その理由は文字を書く労力が半減することで、文章を書く(打つ)ことが好きになるということ。
このわたしのへたくそな字に呆れて、イメージが続かなくて、書き直しばかりで前に進まないという苦労から、開放されるというわけだ。
と云うのは正直にいうと、表向きの理由であって、ほんとうのところは、なんといっても漢字変換だろう。
もともと、読むことはできても書けない人間だったから、漢字を書く苦労って、とんでもない障害だったのだ。その障害があっさり解
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