(ゐ)のひと/たま
 
り解消されて、年金詩人の世界は一気に宇宙大になった。
 な、なんと、小説まで書けるのだから。
 それで、年金詩人は優雅に暮らしているかというとそうでもない。ときどき、ワードの深い落とし穴に嵌まってもがいている。たとえば、現フォはハンドルネームの世界なので、とんでもないハンネに遭遇することがある。
 啜ねゐこさんもそのおひとりだ。まったく読めなかった。読めないということは書け(打て)ないとうことになる。啜さんの作品にコメントを書くにあたって、え? という感じでなんぎするのだ。

 ワードの漢字変換は単漢字が基本だろうと思うけど、たとえば(い)の単漢字は非常に多い。その中に、啜さんの(ゐ)も
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