詩の学校 【ハンツピィの宴2015】/北大路京介
をつけることが多い。
歌詞のついていないシーナの曲もたくさんある。
シーナはどうしたら良い歌詞がかけるのか悩んでいた。
たまたま入ったGion Parkの昼カフェ、ちょうど詩の学校の日だった。50クルーク払うと詩の学校に参加できる
。貧乏学生にとっては高い額だったが、将来印税生活を考えれば安いものだと払った。
シーナの他には毎回参加してそうな生徒ばかりだった。
40代後半に見えるメガネのサラリーマン風の男、
モデル体型の不思議ちゃんっぽいアラサー手前の女、
ぽっちゃりした弁髪の大学院生の男、
白髪のおばあちゃん。
カナコ先生は用意してきた紙を生徒たちに配った。
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