せせらぎの唄/服部 剛
 
朝の川原の岩に、腰かけ
せせらぎに耳を澄ます。

水面(みなも)には嬉々として
乱反射する、日のひかり。

一度きりであろう人生を
この流れに…まかせようか

――旅人は岩から、腰を上げる。  





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