隣には誰もいない/
凍月
あなたはいつも 視線の先に
ねこじゃらしの房が
朝日に照らされ
柔らかな光の珠になった
そのままとんでいって
しまいそうだった
抱き枕じゃ足りなくて
誰かに思い切り甘えたい時
紛らわす事も出来ず
隣に誰かがいるひとが
羨ましかった
いつか
いつかで良いから
手を繋げる誰かに会いたいな
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