初空のゆめ(ゴル投稿)/百均
 
捨てる程の盛り上がりと歓声であり私は一瞬して凍えた。ここはどこだ、私はどうなってしまったんだ!

そうだ、筋肉という名前だった!思い出したぞ!
私は我を我でみづからおのづから忘れ忘我の境地で斑紋とした斑道を螺旋のように高速で這いずり回っていったあれは貧弱な力こぶを指で無理やり力こぶに仕立て上げた様な山に囲まれた上腕二頭筋であり山奥で人知れず筋肉を巧みなまでに育てあげた化学物質というプロテインで食生活を開梱する街という隠れ家であり秘密基地でありどちらかというと秘密結社であり私はその街を離れて奥羽山脈をひとっ飛び灼熱と涼しさが混濁するこじんまりとした日本の砂漠を空を飛ぶ秘伝技で駆け抜け高尾山の山
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