流星の唄     /服部 剛
 
今より少々ケツの青かった頃
とあるスタジオでラジオのADだった
僕の耳に飛びこんできた
「ボヘミアン ブルー」

躍動する無数の音符等は
瞬く間に僕のハートの入口に吸いこまれ
自らの生の鼓動を…初めて耳にした僕は
心の中に、呟いた

――愚か者よ
  悔しささえ、汝の拳に握り締め
  今日という日の暗闇を閃(ひらめ)いてゆく
  流星となれ  





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