深海魚/
ソラノツバキ
まだ朝は来ない
暗い海に青い空を探し
目の前に手ごたえはない
浮かんだ言葉は
ふっと頭のデッドゾーンを突っ切って
その分だけ身体は重く
誰もたどり着けない深い領域に落ちては
無意識に錘を隠して
圧のかかったまま
まぶしく晒される
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