原点を探して/あおい満月
、大きな賞も取っていないのでまだまだ世間の見る目はただの「趣味」になってしまう。だから私は、生き甲斐ならば真摯に向き合おうとしているのである。昔、恋人に言われた言葉がある。「賞を目指すならば、書く前に何故自分は詩を書くのかゼロから考えるんだよ」と。成り行き任せでは駄目なのである。
再び夢の話を引き戻して接着させると、白紙のワード画面、押し寄せてくる切迫、それらを振り切るために全てをゼロにし、原点に帰ることであろう。中心があれば揺らぎもない。原点、帰るべき原点を探しに今夜も旅に出よう。
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