/時々
飽和する甘いオブラート
懐柔されて充満していく
欲求に素直な人々
伝染する好奇の眼差し
「あのそびえ立つ積み木を君は壊してしまうの?」
積んでは崩す
作っては壊す
その瞬間が心地良い
まるで子どもみたいだ
先人たちの思想が
眠るように息づく時
嬉々として人々は向かう
あのそびえ立つ積み木へと
「想像力を働かせよ」
今となっては
ただの結果論にすぎない
「君なら利口だから気づくかと思ったよ」
もう手放しでは喜べないな
積んでは崩す
作っては壊す
その瞬間が心地良い
まるで子どもみたいだ
戻る 編 削 Point(1)