ひだまり/あおい満月
 
ことばの奥底にある
私の声が聴きたい。
そう扉を開く時にいつもあなたはいない。

なかないで、
なかないで、
あなたはいつもそういってくれました。
私はいつも
ことばの奥底にある
私の声に耳を塞いでいました。

それでも私はその眼差しに向かい
声を響かせ続けました。
私には聴こえない
私の声をあなたは見つめていたのでしょうか。

どんどんどんどん、
痩せていく私の身体を
あなたは抱き止めてくれました。
とてもとても、
あたたかなぬくもりでした。

それはそう、
ひだまりのような。
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