まだ人間のままだった/凍月
 
決めるのは
僕を嫌いになるか否かは
君が勝手に決めれば良い

空白を彩る筆は無い
穴じゃないから塞がらない
僕は空っぽだから分からない
君が決めれば良いだろう
心を土葬して舗装して塗装して
鼓動の折れ線グラフを平坦に均す
簡単な事だったのだ
僕はもう、何も感じない
限りなく無機質で冷たい
コンクリートになれば良かったんだ



















それでも
君の横顔に見惚れる僕は



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