ループする人生/
たけし
うより
生きるように仕組まれている
とひしひしと実感する
冷えきった身体で
時に発作的に叫び出しながら
そして闇に手を伸ばし<ナニモ・ナイ>というリアルを実感する
それは
実に空虚な濃密さ
だ
今の私が
いや人間が
何か大切なモノとの
緊密な関係を断ち切られている
という広漠とした予感に充ちた絶望恐怖
私がこれまでの自分の人生で
断片的に体験してきた
もう一つのリアリティとの深淵を。
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