眠れない過眠症/愛心
夜は眠れない
淋しくて寂しくて
明日が怖くて 苦しくて
外はもっと怖くて
死ぬこともできず
喘ぐように呼吸して
無音の闇をもがく
せめて窓から月が見えたなら
せめて誰かの声が聞こえたなら
せめて貴方の体温が傍にあったなら
こんなにも怯えることはなく
この優しい時間を愛せるのに
朝になり 全てが動き出して
やっと体が限界を伝えるんだ
朝日の中で眠り 世界から置いてきぼり
そして 夢で 悲しきかな 貴方に出会う
幻の貴方に出会う
このまま覚めなければいいのに
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