風景/
佐藤伊織
山脈のような背骨も 虚脱感も
みな 苦しい
山頂の光景は
すべてをなかったかのように
消し去ってくれる
メタやそういう条件で
視点を変える
それは
問題をただ消してくれるだけだ
消される前のわたしは
永遠に解決されない
時はつねに解決の方向に進むのだから
解決される前は
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