詩が生まれるまで/
たけし
心が火照っているうちは
心が急いているうちは
詩は生まれないよ
魂がズキンと静かに脈打った時
詩の言葉は落ちてくる
宇宙を舞う詩の言葉が落ちて来るんだ
興奮は不安と恐怖の裏返し
落ち着くまで待とう
深く浅くゆっくり息をしながら
鼻腔を往き来する気の流れを感じ
うねる夏の大空を見上げて
ほら、また体が熱くなっている
まだまだまだ、
かみさまがそう言っているよ
シのヒビキで
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