桁の白雨に埋もれ/朝焼彩茜色
 
・・不可説転 転じての続きはない 終わりもない


 王様女王様は己の側近
 生きているなら偉くなれ
 己の座標に永遠を止め数字の瞬きを杭で打て己の標本がマンタを追いかけてゆく

 果てしないでは足りない命でも繋げない途方に魂だけは夢を見続け
 泳ぐ桁の飛沫 永遠の白雨を刹那に感じて転じない不動 


白雨に暈し桁全てが一言一言他人事の様に左様です右様ですと
時間の針に毒を忍ばせて生きろと斬ってくる

側近の一人が仰せのままにと不可説のマントで煽る
その風に波紋VS波紋の・・・を見る

 永遠を見届けたい目が欲しい
 願い増しては桁の白雨に埋もれ
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