アセンブリ/凛々椿
最後の日に神がのたまわり文字を走らせる
全ての血と肉や
まだ見ぬ命はあらゆる予言を生むだろう
すべては若者となり
すべては具現化し
すべては老いぼれとなり
やがてふやけた夢を見るだろう
一方 我々は知るだろう
神が実はうわのそらで
掻きむしる炎は太陽に波打つ黒煙は暗闇に交わる血は月に変わることなど
ないのだと
運命に署するものはいつの日か救われると
人々はそう願い
輝かしい日々と淫らな欲に翻弄され
きれいなことばを整列させ正義で邪魔者を消し
美しい死には丁寧に頬ずりをしてきた
世界のいろんな合図は
神のせいのはずだったのに
願うとは なにか
背負うとはなんだったのか
それは もう知らなくてもいい
とっておきの嘘だ
さあ戦いをはじめよう
さあ あいつらを駆逐しよう やっつけよう
気持ちの悪いあいつらを
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