冒険者/元親 ミッド
 
この両の脚が踏みしめるここがどこで
 
その先が何処に向かい、何処を目指してるのかを
 
完全に理解出来ている冒険者は、
 
一体どれだけいるだろう?
 
 
 
毎日が一生懸命、迫り来る日々を
 
いなし、いなし、かわし、
 
飛んで、伏せて、まれに直撃、
 
被害の程は後で確認、
 
まずは、とりあえずは、前に前に前に。
 
 
 
誰かに傷つけられたなら
 
同じ位に誰かを傷つけている
 
自分だけが悪い訳じゃあないけれど
 
自分だけが被害者のように思っちゃいけない。
 
本当の悲しみは、もっともっと深い所にあって
 
誰も触れることは出来ないんだから。
 
 
 
 
例えば、あの空の蒼さのように
 
何時か見た、あの海の紺のように
 
優しくありたい。
 
強くありたい。
 
 
 
 
そう願うのは、
 
此処が何処で、
 
この先何処を目指しているのかを
 
知りたいからかもしれないね。
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