はねつぎ/
楽歌
肩胛骨の軋む音が伝うたびに、背なのうぶ毛の震えに耳を澄ましては、
はね、がめりめりと肉を突き破り産まれてくる様を、夢想して射精へと至る。
手を抜けば死に体となりて、こうべを垂れるのみでよいのに、
ぶつかり、継いでは、逃れようと跳ぶ。
1間、1間、渡りを求めて。
すでにシチョウの様相にて、足掻いて愚か。
天元へと、無様にただ、
そら、
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