虹が丘のひみつ(続 チョコチップクッキーは大切なお友達に)/とよよん
 
、かぜにそよそよ揺れています。

あれ、ここはどこだったかしら。

思い出せません。なぜここに寝そべっていたのかも。
少し考えているとどこからかいい香りが漂ってきました。
これは……じんちょうげのかおり。

そうだ、ここはじんちょうげの丘だった。
私は……何をしにきていたのかな。



とある報告書にはこう書かれていました。

「われわれ探査隊は、ある惑星に虹色に光る体液を持つ生物を発見し、その成分はわれわれを一種の恍惚状態に導くことを発見した。そしてその魚たちはその惑星に繁殖する知能生命体がエレキテルを使い始めるようになるあたりに多く発生していたので、その時代へ行き、その魚の液体の採取をほぼ完了した。」


ミカの家の古い地図。もう何代も前の
おじいちゃんがかいたとか。
その茶色い地図にはじんちょうげの丘に「にじがおか」という文字が残っていました。
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