虹が丘のひみつ(続 チョコチップクッキーは大切なお友達に)/とよよん
頭のなかに直接、話しかけてきます。
「うん。だってこんなにおいしいんだもの。この前のチョコチップクッキー、とってもおいしかったもの。かんなちゃんが、どうやって作ったの、材料はって聞いてきたから、虹色のお砂糖がポイントなんだって教えたら、それはどうやって作るのって聞かれたの。」
くまはぼんやりと天井の方を見つめていましたが、なにかをきめたように歩き出しました。
「ついてきて」
ちいちゃんの部屋の奥に行くと、真っ暗な通路がありました。
くまはランプを持ってそこを進んでいき、ミカはくまの毛のはしっこをつかんでおどおどしながら一緒に歩いていきました。
とちゅう、頭がぐわんぐ
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