僕らはたましいをつなぎあう/北大路京介
 
孤独が桜を揺らしている

傷あと
月の光が溢れる

花束を置く
童話の中のソファーに
薔薇の花束

青白い身体寄せ合い
僕らはたましいをつなぎあう
やさしくいじりあう

ふたりで紋白蝶になる
夜の涙にふるえながら

僕らはたましいをつなぎあう
そっとつなぐ
そっと そっと
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