ふしぎなねずみ/
ドクダミ五十号
私の可愛いがって居るねずみに
とても不思議な雌が居る
色が変わるのだ
本当だ
変化は徐々だが
気がつくと
「たぬぽん」と呼んでいたが
別の色
ううむ
私が狂ったのだろうか
「違うわ、アタシよ。アタシ」
「ほら、素敵でしょう?白地に灰色」
すぐに彼女だと解った
「あまがみするけど許してね」
昨日より色が濃くなっている
明日
見分ける自信が無い
ふしぎなねずみ
戻る
編
削
Point
(2)