2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと?(1/1〜1/18)/平瀬たかのり
襲」をはっきり打ち出してるわけですよね。なのにその主演に神木隆之介はない。勉強もイマイチ運動もダメ女の子にも持てない、だけど映画だけが生きがいでそれだけは誰にも譲れなくって・・・というキャラを作りたいなら、「ああ、こいつアカンなぁ。アカンけど俺も高校のときそんなやったわ。昔の俺見てるみたいや・・・」って見た目で思わせてくれる役者使うべきだったはずなんです。そんな役者が前田くんを演じてくれてたら、「青春の逆襲者」を演じてくれたら、ラスト快哉を叫べてたかもしれないのです。
テーマと主人公役者のルックスの乖離。この一点においてこの作品は登場人物にも物語にも浸りきることはできませんでした。
もう一点、もっと乱暴な感想として「親の金でメシ食うとるガキどもが何を生意気なことばっかりほざいとるねん。一人で生まれて一人で大きなったんと違うんどっ!」という思いが残りましたね。これをクリアできる青春映画とできない青春映画があるのですが、この作品は残念ながら後者でした。
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