心の蓋トリオ/
とよよん
お腹が空いたからおやつにしようかな
ご飯が食べられなくなるかな
五時の音楽を聴くと
私の本物の心の蓋が開く
すると邪悪な記憶に襲われるから
泣きながら帰るしかない
隣の新しい心が
ぴかぴかの鈍い光を放ちながら
呆れ顔で見つめているけれど
***
蓋をした心はパンドラの箱
をなぞって開けたくない。
きつくきつく鎖で束縛して
つまりゆく欠陥、血管を。
くすむ顔色、血の気失せて
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