出会い/……とある蛙
 
全く躊躇無く

誰 あなた

等と聞くのです。

だから私はずっと下を覗いていました。

三次曲線と直線と円とのぐちゃぐちゃ
合わさるところにあたいは住んでんだけど、
あんたは変なふわふわした幕の上で、
ざんばら踊りをしていたんで
ここ見えるんだけど、とりあえず

誰え あんた

っていってみたのです。

そして、
だからあたいもざんばら踊りを踊りだした。


ロケットの進む方向に大きな土俵があったので
ぶつかった瞬間に力士はおお騒ぎし、
君は全く違う桟敷から土俵を眺め、
相撲なんかどうでも良いくせに
全く無頓着に

何騒いでいるの

等と聞くのです。

そして
だから僕は君と相撲を取ろうとまわしを締め始めました。


(背景)やっぱり夜空かな。

というわけで この関係は始まりました。

戻る   Point(11)