出会い/……とある蛙
全く躊躇無く
誰 あなた
等と聞くのです。
だから私はずっと下を覗いていました。
三次曲線と直線と円とのぐちゃぐちゃ
合わさるところにあたいは住んでんだけど、
あんたは変なふわふわした幕の上で、
ざんばら踊りをしていたんで
ここ見えるんだけど、とりあえず
誰え あんた
っていってみたのです。
そして、
だからあたいもざんばら踊りを踊りだした。
ロケットの進む方向に大きな土俵があったので
ぶつかった瞬間に力士はおお騒ぎし、
君は全く違う桟敷から土俵を眺め、
相撲なんかどうでも良いくせに
全く無頓着に
何騒いでいるの
等と聞くのです。
そして
だから僕は君と相撲を取ろうとまわしを締め始めました。
(背景)やっぱり夜空かな。
というわけで この関係は始まりました。
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