超電撃少年/瑞海
この街は明るすぎるんだ
いつか電気回路ショートさせてやる
月がいつもより暗い気がする
きっと街が明るすぎて
目が眩んでいる
いつの間にか
僕は小さな稲妻を走らせることが
出来るようになってた
水がすごく苦手になった
停電しても僕の部屋だけ灯りがついてた
大きな刺激が身を焦がすと
小さなことを見逃す
そうやって僕は
ぼくを駄目にしてきた
灯りがついても
何も僕の存在を
照らさなかった
でもあの日は
初めて自分の周りが
稲妻より輝いて見えた
本当に僕に稲妻落っこちた
マシンガン持って
過呼吸になっていた街の彼女
傷だらけでも
世界で一番美しい
君だった
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