思考整理/ドクダミ五十号
支離滅裂なので思いつきを
マインド・マップに
だけれどもそうした行為が
生かされているかといえば・・・
もっと単純で良いのかもしれない
一つの思いに突っ込む
勇気が必要な事案もあって
腰が引ける時もあります
たとえば自身の欠点や
社会一般に禁忌とされる事など
どうせ私は俗物だけれど
してはみるのです
詩人が俗物であっていけないと
そう云う方もいらっしゃるでしょう
生活の細々にさえ詩的な一瞬があるとするなら
詩は俗物の目の前にあって
市井の者であるわたしの眼前にぶらさがっているのです
間違いでしょうか
所謂超越者が詩を書いたなら
多くの人は理解できない
理解されない詩に
何の価値がありましょうか
軒先にぶら下がった干し柿のように
もっと素朴であって良いのではなかろうか
渋さも冷たく乾いた風で甘く円くなります
思考も干して晒したら良いと思います
一つ 一つ 詩と云う紐で括って
ぶらりんと
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