にゃお/
楽歌
気まぐれな猫のつま先にのっかりたいと思ったんだ
スクランブル交差点
いったりきたり繰り返す僕の背中に
でっかく、でっかく、「バカ」って書いてさ
誰か笑ってくれるかな?
エスカレーター駆け上がるよな、あなた方の忙しなさに敬礼
文明は時間に追われて、阿呆を産み出すのです
君は、空を狭くしてしまったビルの隙間を
クラクションが突き抜けていく間に
この世界を罵ったし
僕はうわのそらで、
野良猫の真似をする。
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