自己陶酔/愛心
 

ゆっくりと目を閉じて 息を吸って 吐いて
イヤホンから流れるバラードに
身を委ねた僕は 背景に溶ける

僕の知る世界の矮小さに それでも潰されそうな僕は
誰もが 指差して嘲笑うんだろう

歪む視界は 世界にサヨナラを
告げる為の 第一歩だったかな

大切も 愛しさも 美しいと 教えて欲しいの
正解のない 世界は 生ぬるい風が吹くよ

まるで柵のない 牢屋のようだね
なんて シュールな笑い話さ

夜明けには 排気ガスも誰かのため息も
瑞々しい 太陽に染まって
希望によく似た 朝日に変わるんだろ


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