碧夢/
瑞海
暗がりの中で
いつもの笑顔は見えない 見てない
あのさ…とあなた呟いた
暗転
青色のタイルが一面貼られた個室で
私があなたの首を絞めている
またあなた笑ってる
"君はいつでも変わらない"と言って
いつの間にか自分の手首にも
弱さの印と体液
涙が出る 止まらない
"私、なんでこんなこと"
首にある死のスイッチを
押したら
二人脱力して
床が抜けて
暗闇へ
落ち
た
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