四国旅行中の夢日記/中川達矢
 
 僕は隣の男子に何かしら声をかけたかもしれないが、気の利いたことを言えた覚えはない。
 僕らは別れ、思い思いに雨の降るまちを歩きはじめていた。

 場面はまた少し変わり、雨は止んでいた。
 学校の人工芝のグラウンドがいくつかあり、周りはサッカーをする人で溢れている。どうやら世界的に有名な選手がいるらしく、大会があるようだが、雰囲気は運動会のようだ。
僕はビブスを着ていたおかげで、関係者と思われているらしく、グラウンドのへりを歩いている。
 みんな自分の出番を待ちわびて、ボールを巧みに操りながらウォーミングアップをしているが、大会の開かれている会場は離れたところにあるようで、ここは控えが
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